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プロフィール

sio

Author:sio
自分の暮らす街が世界で一番素敵と思える場所になったら、こんな便利なことはないだろうな。海外旅行に行くお金もない貧乏学生時代、よくそんなことを思った。

いま、曲がりなりにも”大人”と呼ばれる年齢になり、これまで見聞きしてきたものを通してこう思う。「社会」とは、ただそこにそびえ立っているのではなく、手を伸ばせば確かに届く位置にあるものではないかと。ちょっと触れたり、手を加えることで、格段と良くなる可能性を秘めたものではないかと。

圧倒的シェアを持つ県紙が一つ・民放は2社。そんな情報過疎とも呼ばれる宮崎で、第二の県紙、を掲げるのは少しおこがましいが、ここ宮崎に暮らす人に少しでも新しい発見をしてもらえるような、「自分が生きていくと決めたここ宮崎も、そんなに悪くないな」と誰かに思ってもらえるような、そんな情報を発信していければと思っている。

宮崎に縦横無尽に広がっている、たくさんの道を、ひとつひとつ、寄り道しながら。

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【コラム/道草】たとえ公民館からでも 
2007/10/07 Sun 05:42
 最近、縁あって「ひむかの砂浜復元ネットワーク」の勉強会にちょくちょくおじゃましている。昨夜もそうだった。20時の時点ですでに辺りが真っ暗になるようなひっそりとした集落のなかに、ぽつんと洩れる公民館の灯り。そこに一人、また一人とそれぞれの仕事を終え、若者たちが集まってくる。この光景をみるたびいつも、胸がじんとする。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   
 大学時代、地元を離れ、関西で学生生活を送った。卒業論文の時期にはテーマの住民運動の研究のため、神戸・大阪・京都の各地を回った。500円もあれば隣の県にいける関西圏の住民は社会問題への意識も高く、どの集会所でも「自分たちが明日の世論を動かすんだ」という熱気がみなぎっていた。住民側に立って堂々と発言する大学教授の姿も少なくなかったし、追いかける新聞記者も必ず一人はいた。

 地元に戻り、数年後、趣味のボディボードを通じて赤江浜の訴訟を知った。初めて彼らの集会を見に行ったとき、自分がこれまで見てきた関西の住民運動との落差に驚いた。椅子も机も、まして取材する記者の姿もない。知識も経験も乏しい参加者たちが車座になり、細々と今後を話し合っている。その姿はとても心もとなく、途方に暮れているようにも見えた。これが「九州」であり、「宮崎」の現状なんだと思った。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 先の赤江はその後地道に運動を続け、今月末には裁判官による海岸の現場視察が予定されるなど、努力が少しづつ実をつけ始めている。
 一方の住吉・佐土原海岸は、ようやく「ひむか砂浜復元ネットワーク」と工事予定地の住民が勉強会を始めるなど、まだスタートラインに立ったばかりだ。「どうにかして自分たちの海を守りたい」と参加を始めた地域の若者たちの中には、勉強会を重ねる中で感じる問題の大きさに、弱音を漏らすものもいる。だがそれでも毎週、彼らは集まるのをやめはしない。変わらないかもしれない。もう遅いかもしれない。それでももっと多くのことを知りたい。いまできることをやりたい。見ていて、そんな思いが伝わってくる。
 
 いま、彼らは自分たちの思いを少しでも形にしようと、署名運動の準備を始めている。その先には、これまで同じ社会でつきあいをしてきた地域住民との衝突もあるだろうし、何より「県民性」とも呼ばれてきた行政に意を唱えるのを良しとしない風土との戦いが待っているだろう。だが、この公民館に夜な夜な集まり、ああでもない、こうでもないと悩み議論した一日一日の積み重ねから、自分たちの未来の社会が作られていることを実感してほしい。たとえ九州の片田舎の、小さな公民館からでも。

20071007052607.jpg

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この記事に対するコメント

住吉・佐土原海岸の工事計画に対しては、赤江浜の時よりも気づくのが早かったように思います。
また、赤江浜の場合は自分達のみでのスタートでしたが、今回は今まで自然を守ろうという活動をされていた方や、赤江浜を守る会で活動されていた方が参加されていることで、ある程度のアドバンテージを持ったスタートだと思います。
地元の皆さんが住んでいる、今まで守ってきた場所を、巨大な力・資金が潰そうとしているように思えてなりません。活動を応援したいです。
【2007/10/07 16:36】 URL | nobukof #- [ 編集]


(杉蔵ヲ送ル叙)
杉蔵往ケ、月白ク風清シ。
飄然トシテ馬ニ上リテ、三百程。
十数日、酒モ飲ムベシ、詩モ賦スベシ。
今日ノ事、誠ニ急ナリ、然レドモ天下ハ大物ナリ。
一朝奮激ノ能ク動カス所ニ非ズ。
其レ唯、積誠之ヲ動カシ、然ル後、動クアルノミ。
二十一回猛士
【2007/10/08 19:51】 URL | コメント #- [ 編集]


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