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sio

Author:sio
自分の暮らす街が世界で一番素敵と思える場所になったら、こんな便利なことはないだろうな。海外旅行に行くお金もない貧乏学生時代、よくそんなことを思った。

いま、曲がりなりにも”大人”と呼ばれる年齢になり、これまで見聞きしてきたものを通してこう思う。「社会」とは、ただそこにそびえ立っているのではなく、手を伸ばせば確かに届く位置にあるものではないかと。ちょっと触れたり、手を加えることで、格段と良くなる可能性を秘めたものではないかと。

圧倒的シェアを持つ県紙が一つ・民放は2社。そんな情報過疎とも呼ばれる宮崎で、第二の県紙、を掲げるのは少しおこがましいが、ここ宮崎に暮らす人に少しでも新しい発見をしてもらえるような、「自分が生きていくと決めたここ宮崎も、そんなに悪くないな」と誰かに思ってもらえるような、そんな情報を発信していければと思っている。

宮崎に縦横無尽に広がっている、たくさんの道を、ひとつひとつ、寄り道しながら。

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【レポート/住吉海岸シンポジウム2007】③サーファーの立場から 
2007/11/04 Sun 23:51
 シンポジウムのもう一人の講演者は、「SFJ」代表の守山倫明さんだ。 「SFJ(サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン)」は、サーファーやボディボーダーの視点から海辺の環境保護活動を行なっている団体。全国一斉水質調査や、海岸につくゴミの漂着物調査など地道な活動を続けている。今回は、自然の磯浜に戻すのに成功した青森県木野部海岸の例や、すでにヘッドランド(T字型突堤)を入れている鹿島灘の現状など、全国の海岸事情に関して報告がなされた。
「SFJ」HP http://www.surfrider.jp/

20071105005049.jpg

 
 質疑応答での守山氏の主なコメントは下記
■成功例としての木野部海岸に関して
 青森県の木野部(キノップ)海岸というところがある。
 そこで以前、いわゆる地域活性の為、フェリー乗り場や企業誘致を計画し、埋め立て工事や海岸工事をしたのだが、結局フェリーは来ず、護岸だけが残るという状況があった。
 だが地域の方々でシンクタンクのような協議会を作り、離岸堤などを取り払い、もとの磯浜に残したところ、そのうちワカメがつき、磯ができ、自然回復する公共事業の成功例となった。
 
 つまり大事なのは目的。
暮らす人間がそのビーチをどう持っていくかということ。
それが自分たちに与えられた宿命だと思う。
そういう、気持ちが高揚してくる住民の声が、行政に対しても伝わると思うので、みんなで考えあうというのがいま本当に必要かなと思う。

個人個人としてできることとしては、このことを多くの人に伝えるということ。
木野部海岸では、昔の写真をおじいちゃんおばあちゃんから集めて、常にバッグの中に入れ、昔の海岸、昔の磯浜の風景を知らない人に見せたりしていた。また、昔の海岸を知るご年配の方々にはいまの状況をご存じでない方もいると思うので、いま起きている問題をその方たちに知らせることも大事。
 

■ヘッドランド(T字突堤)を入れている海岸に関して
 T字が入っている海岸は、中央部の侵食が激しいため、いつも工事をしている。
またT字は、波が来ると絶えず波がでていくので、(普通の何もない海岸よりも突堤と突堤の間に戻りの流れが起きやすいので)、離岸流もおきやすい。今までとは全く違う流れができる。とても危ない。

(最近、鹿島灘のヘッドランドを見てきた林さんからは、砂浜に「危険だから入るな」といった看板が立てられてあったことが報告された。事務局で司会の平さんからは、前回の第二回懇談会での国の回答をもとに、T字を入れるということは「立ち入れない海」になることではないかとの疑問が投げかけられた。)


■オーストラリアでは定着しているサンドバイパス・サンドリサイクルに関して
 オーストラリアでは、ゴールデンバリアリーフなどでもともと砂を売る産業があったのと、サーフィンという文化が根付いていたことから、サンドバイパス・サンドリサイクルという流れができた。

 だから今回の宮崎の海岸とは、(砂をどこから持ってくるのかという点で)根本的な問題が違う。

 沖やダムから取ってきた砂の中には、研磨されていないものもあるので、それをそのままサウンドバイパスといってビーチに出すのは、生態系を狂わす可能性がある。それよりも、大淀川より南の赤江や木崎との間の河口には中州ができているので、そういった河口にたまっている砂をを利用するのがよいのではないか。

 生態系の面で困難さもあるサウンドバイパス・サウンドリサイクルだが、事業としては、意外と簡単だと思う。ゼネコンでやらずに、地元の建設業者でやるなど、今までにはないお金の流れを作ればいいのではないか。

***********************************************
※木野部(キノップ)海岸
青森県下北半島の北端に位置する海岸。
かつてイカの町として全国有数の水揚げを誇った青森県大畑町だが、70年代をピークに漁獲が下降。わずか1万人足らずの小さな港町には、漁船の大型化に伴い掘削した港や、コンクリートで埋め尽くされた海岸だけが残された。
94年、自分たちの町を見直そうと旅館業の角本さんと11人の仲間が中心となって開いた「イカフォーラム」をきっかけに、研究者たちとの交流が始まり、9年の歳月をかけ、昔の自然の磯浜に近い海岸に戻していった。
環境と利用が追加された海岸法改正がまだの時代、第一線の研究者たちを巻き込み、さらにできあがった構造物を2度も、自分たちの求めるものと違うという強い意志から、海から取り除かせた話は圧巻で、住民合意型海岸事業の最先端としていまなお注目されている。
詳細は下記HPにて。

中心となった角本さんの談話付コラム(月刊「現代農業」2004年12月号、農文協「主張」中段)
http://www.ruralnet.or.jp/syutyo/2004/200412.htm
参加した東京大学大学院総合文化研究科清野聡子さんのレポート
「海と陸と空の出会うところに棲む人たちとの協同の可能性」 
http://www.rfc.or.jp/pdf/vol_58/p_04.pdf
木野部海岸の経緯をまとめた国交省「新たな海辺の文化の創造研究会」資料
http://www.mlit.go.jp/kowan/umibe_bunka/satohama/18/main2-3.pdf#search='木野部海岸'
土木学会デザイン賞2006の最優秀賞を受賞
http://www.jsce.or.jp/committee/lsd/prize/2006/works/2006g1.html
2007年度グッドデザイン賞を受賞
http://www.g-mark.org/library/2007/best15/07B03001.html
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この記事に対するコメント
守山氏のコメントについて
概ね同感ですが、下記の点は心配です。

> 沖やダムから取ってきた砂の中には、研磨されてい
> ないものもあるので、それをそのままサウンドバイ
> パスといってビーチに出すのは、生態系を狂わす
> 可能性がある。それよりも、大淀川より南の赤江や
> 木崎との間の河口には中州ができているので、そう
> いった河口にたまっている砂をを利用するのがよい
> のではないか。

生態系云々以前の話ですが…。
なるほど、河口に溜まっている砂を養浜(Sバイパス等で)に廻すのが、手っ取り早い方法です。
しかし、国交省も云っていますが、当該地の砂より径の大きな砂でないと、定着はしません。台風等が来たら、径の細かな砂は、一片に海にもっていかれます。

国交省も養浜では、過去何度も失敗を続けていますので、定着しないというデータ、資料を持っています。多くの失敗事例を、要求しては如何でしょうか。

「河口に溜まっている砂は径が細かいので養浜には使えない」という国交省の主張は、正しいと思います。

海岸を散々ガタガタにして、生態系を含め何でもかんも全て、昔のような砂浜を、とういうのは人間の強欲、エゴだと思います。防災(侵食阻止)目的というなら、生態系は少々犠牲にすべきでは?
【2007/11/07 20:30】 URL | コメント #- [ 編集]


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