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sio

Author:sio
自分の暮らす街が世界で一番素敵と思える場所になったら、こんな便利なことはないだろうな。海外旅行に行くお金もない貧乏学生時代、よくそんなことを思った。

いま、曲がりなりにも”大人”と呼ばれる年齢になり、これまで見聞きしてきたものを通してこう思う。「社会」とは、ただそこにそびえ立っているのではなく、手を伸ばせば確かに届く位置にあるものではないかと。ちょっと触れたり、手を加えることで、格段と良くなる可能性を秘めたものではないかと。

圧倒的シェアを持つ県紙が一つ・民放は2社。そんな情報過疎とも呼ばれる宮崎で、第二の県紙、を掲げるのは少しおこがましいが、ここ宮崎に暮らす人に少しでも新しい発見をしてもらえるような、「自分が生きていくと決めたここ宮崎も、そんなに悪くないな」と誰かに思ってもらえるような、そんな情報を発信していければと思っている。

宮崎に縦横無尽に広がっている、たくさんの道を、ひとつひとつ、寄り道しながら。

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【特集/みんなの海へ】住吉海岸懇談会④ワークショップ形式 
2007/07/22 Sun 13:27
 今回の「住吉海岸(仮称)懇談会」で注目されたのが、そのやり方だ。
 今回のような公共事業における住民と行政の懇談会では、通常、対話の手段として、住民からの質問に対しその場で担当者が答える「質疑応答形式」がよく用いられる。だが今回用いられたのは、「ワークショップ形式」だった。宮崎の海岸行政でこの方式が採用されたのは、初めてという。
 
黄色い付箋紙にさまざまな思いが書き込まれた


 参加者は、入り口で配布された受付番号を元に、6つのグループにランダムに分けられた。その中で、配られた付箋紙に、与えられたテーマに対する考えを各自書き、班ごとに与えられた模造紙にその付箋紙を貼り、最後は班の代表がそれを発表するという形式をとった。

 ワークショップの前に、この形式を提案した、宮崎大学工学部の吉武准教授から、なぜワークショップ形式を採ろうと思ったのか解説があった。その場で語られたことを紹介したい。
懇談会の進め方について
(6/19 佐土原総合支所:吉武准教授の解説、抜粋)

参考資料:吉武准教授のHP
http://www.civil.miyazaki-u.ac.jp/~ytken/index.html

***************************************************

最初に簡単な自己紹介。
土木環境工学課というところにいる。

専門は、都市計画や街づくり。
普段は、住民の方々と一緒に話をしながら、いろんな住民の人たちの要望や住民内の意見と、行政の計画をどう関係付けていくかを最近よくやっている。

研究のテーマは街づくり。
市民参加をどうやっていくのか。
そのときに行政はどうやって話を進めなければならないか。
アカウンタビリティーなど、説明責任をもって
住民の人たちにどういう対応をしなければならないか。
技術者や専門家が街づくりについてどう関わるべきか。
などを研究のテーマとしている。

最近は、日南の景観計画や、
都城での住まい方や建物の建て方の住民によるルール作り、
青島のイベント支援などをやっている。

私自身は、海岸の専門的なことはまったくわからない状況だが、
情報のやりとりというところと、行政のありかた、
あるいは市民の参加の仕方というのが、自分のフィールド。
それで今日、ちょっと懇談会をやらせていただくことになった。


街づくりの一般的な話として聞いてほしい。
街にはいろんな人がいる。
たとえば、街づくりや道路や今回のように海岸など何かやろうとするとき、いろんな人が、行政にいろんな要望を出す。

漁業の方、農業の方、自然保護の方、あるいは経済活性化の方など、非常に多様な意見がある中で、一方で、意見自体が拾えないこともある。
来ない人もいるし、来ない人もまた、いろいろな意見をもっている。

この人とこの人は同じ意見を持っているということもあれば、
この人の意見とこの人の意見は両方同時期には達成できないということもある。

だが現実には、住民からすると、他の人がどういう意見をもっているのかわからない。
住民と住民の間には、こう、線が入っている。
行政からすると「行政と対個人」、個人からすると、まわりではなく「対行政」。なかなか全体の像がつかみにくいという状況になる。

そのなかで時間や予算の政策を説明する力がいる。
その中で何かを行政が決めてみなさんにお返しすると、
結局自分の言った意見とは違う、自分が言った要望が満たされなかったという形の感覚しかみなさん持てない。ひいてはどうしても行政に対する不信感がでてくる。
あるいは、お互い、市民と住民のひとたちが、お互いどういうことを考
えているかわからないから、実際どんな意見があって、それがどう扱われたのかもぜんぜんわからない。

これが昔ながらのやりかた。

これを、いま我々がまちづくりでやっているのは、
この住民と住民の間にある線を全部とっぱらっちゃいたい。

どのような意見や要望があるかを、とにかくオープンにして、
みんなで、どういう意見があるかを知ろうじゃないか。
それが、どれとどれは似てて、どれとどれはお互いが同時に成り立たない、とか
どれとどれだったらこういう工夫をすればうまくいくんだということを、その関係をやっぱりみんなで理解しようじゃないか。
それは行政もだし、市民もだし。
そういうところをオープンにやろうじゃないか。

もう一つは、いろんな意見を聞くんだけど、「あれ無視された」ということではなくて、それがどのように扱われたかというのを
ちゃんと返答しようじゃないか、それを公開しようじゃないか。

どういう意見があったかということを公開するし、
それに対して行政はどういうふうに考えてどう決めるんだというのも全部公開しようじゃないか。
その決定のプロセスも議論のプロセスも、
なぜそういうふうになったか、どういう手順を踏んだかも
もっともっと透明にしなければいけない。
どういう資料に基づいてそういうことを決めたのか、どういう議論をしたのかも含めて、もっともっと透明にしなければいけない。

というのが、いま我々がやっている街づくりの分野では
主流になってきた。またここに私の研究のテーマがある。

今日はそういう意味で皆さんにお願いしたいのは、
まず、今日40名弱来られているようなのだが、
とにかく、たとえば誰かが手を上げて議論をして、ということをすると、せっかく40名弱こられているのに、意見をいえない人もでてくるので、
とにかく来られたかた全員にいろんな意見を言って頂きたい。
どんな意見があるのかというのを、多様な見方や要望や意見を、全部この上にだして、こんな意見があるんですねというのを、行政の方も含めて、みんなで見ましょう。

それをできるだけ多く集めたい。

その上で、ああなるほどこれとこれの意見は似てますねとか、これをやろうとするとこっちは難しいですねとか、もし対立関係がわかればそういくことを一緒にあわせて理解できないかなと。

で、これをここで一本化して、ここで出た意見ですからこれでやってくださいということではなく、いろんな方がいらっしゃるので、この意見を丸まんま委員会に持っていって頂きたい。ようするに、誰かの意見をここで無視するとか、誰かの意見が大事だということをここで判断するのではなくて、全部、そのままオープンなままで、議論してください、というやり方をしたい。

そのために、海岸について日ごろ思っていること、不安なこと、侵食対などを、付箋紙に書いてほしい。侵食対策については、こういうことに注意してほしいとか、必要性や緊急性、もっとゆっくりやってほしいなど、ありとあらゆる、思いつくことをあげてほしい。

そのために、いまテーブルを分けているのだが、いくつか少人数のテーブルに分かれて頂いて、とにかくいろんな意見を言ってほしい。そのときに、議論をして、あなたの意見は間違っているとかそういうことは言わないでほしい。批判とか議論はいらない。
 
こう思っているんだということを書いて、ぺたぺた模造紙に貼っていってほしい。貼っていきながら、この意見は反対だなと思ったら、その意見は少し距離を離して貼ってほしい。

お互いが、この人はこういう意見だとか、こんな意見もあるんだなと思ったら、またそれで自分の意見もふくらませていくなど、そういう意味でどんどんどんどん普段あまり気づいていなかったことも含めて、どうやればうまくいくとか、どういったことを考えなければいけないななど、新しい発見がないかと。こういうやりかたを我々ワークショップ形式と呼んでいる。

こういう形で本日やりたいと思うのだが、よろしいでしょうか?

******************************************************
吉武は、毎回ワークショップを始める前に、こう住民に問いかけた。
それに対し、住民からはさまざまな反応があった。
次回は、その懇談会での住民の反応を紹介する。

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